経側足底腱膜の形態計量化
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概要
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運動器において骨の計量化はMartin(1928)によって体系化され, その手法による骨の形態に関しての解析が進展している. 同じ運動器に属する軟部組織のなかでは, 筋に関する計量化のみが広く研究されているが, その他では殆ど行われていない. 運動機能上重要な役割をもつヒトの足底鍵膜に着目し, その経側腓膜の計量化を試みた. 8項目からなる計測を行い, 左右差をt検定法によって行ったが, 有意差を示したものは前腱側鍵膜厚で, 右側が左側より有意に厚かった. 8項目中6項目は有意差を検出できなかったが, 右側は左側より大きな値をとる傾向が見られた.(1982年11月15日 受付)
- 産業医科大学学会の論文
- 1983-03-01