幼児期における社会的コンピテンスの研究 : 社会的問題解決能力と家庭経験の関係性について
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概要
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幼児期は社会的基盤を形成する重要な時期であり、この時期の社会的行動特徴がその後の適応モンダイの予測となることが指摘されている。そこで本研究では、幼児期の社会的コンピテンスに影響を与える要因として、「家庭経験」と 「社会的問題解決能力」を取り挙げ、両側面から検討を加えた。その結果は、次のとおりである。(1)直接社会的コンピテンスに影響を与えるものとして、親の養育態度と家庭でのごっこ遊びの経験の有無があげられた。(2)遊び経験の量に関する項目とはカンケイが見られなかった。(3)きょうだいの人数は、社会的問題解決能力を媒介して社会的コンピテンスに影響する事が分かった。
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