時間遅れ観測値をもつ優位性比較での群逐次方式について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来,臨床試験での2処置間の優位性比較のための群逐次決定方式は,検査個数の経済性,解析回数の能率性などの点で有効な検定方式である.本群逐次決定方式は2値変量のペアデータに基づいて2処置間の有効率の差の検定を行う.これは,観測値ペアの反応をプロットした標本点のパスが3項ランダム・ウォークになることから,3項分布を利用した群逐次デザインになる.この群逐次デザインを構築する際,処置の実施と反応結果の入手との間に時間差が存在するような時間遅れ観測値を考慮した.さらに,試験中に劣性処置を受ける被験者数は少なくなければならないという被験者への倫理的観点から,この群逐次デザインを評価した.
- 日本計算機統計学会の論文
- 1995-05-29
著者
関連論文
- 多変量群逐次検定方式とその諸問題
- 群逐次検定での最大標本数の決定手順 (第11回日本計算機統計学会大会報告)
- 2処置間の優劣比較での群逐次カイ2乗検定について (第10回日本計算機統計学会大会報告)
- 群逐次検定での最大標本数の決定手順
- 時間遅れ観測値をもつ群逐次決定方式 (第9回日本計算機統計学会大会報告)
- 2処置間の優劣比較での群逐次カイ2乗検定について
- 2処置間の優位性比較での最適群逐次方式 (日本計算機統計学会第8回大会報告)
- 時間遅れ観測値をもつ群逐次決定方式
- 2処置間の優位性比較での最適群逐次方式
- 比較臨床試験のための逐次決定方式での比較研究 (日本計算機統計学会第7回大会報告)
- 比較臨床試験のための逐次決定方式での比較研究
- 最尤推定のための新アルゴリズムの研究開発 (日本計算機統計学会第6回大会報告)
- 最尤推定のための新アルゴリズムの研究開発
- MLE-SYSによる諸解法の比較研究 (統計計算アルゴリズム) (第4回日本計算機統計学会大会シンポジウム報告)
- MLE-SYSの利用研究について (日本計算機統計学会第4回大会報告)
- MLE-SYSによる諸解法の比較研究
- MLE-SYSによる混合正規分布の母数推定 (統計計算アルゴリズム) (第3回日本計算機統計学会シンポジウム報告)
- 新MLEシステム(MLE-SYS)の研究開発(II) (日本計算機統計学会第3回大会報告)
- MLE-SYSの利用研究について
- マルコフ過程における多群の判別モデルとマハラノビス平方距離の拡張(セッション4B)
- 平均ベクトルの差に寄与する変数群を検定するための群逐次検定方式
- 時間遅れ観測値をもつ優位性比較での群逐次方式について
- 2変量応答データに基づく2処置間の優劣比較のための群逐次検定
- 群逐次検定における各段階の標本サイズの決定手順(日本計算機統計学会・第12回シンポジウム報告)
- 群逐次検定における各段階の標本数の決定手順
- MLE-SYSによる混合正規分布の母数推定
- 新MLEシステム(MLE-SYS)の研究開発(II)
- MLEシステムの追加解法について (第2回計算機統計学会シンポジウム報告 経済と経営の実証分析 : 計算機の利用)
- MLE(最尤推定)システムの基礎的構築について (日本計算機統計学会第2回大会報告)
- MLEシステムでの追加解法について
- MLEシステムの基礎的構築について
- 最尤推定の求解ソフトウェアシステム
- ファジィ環境での多段階利益計画