『象を撃つ』 : 自己憐憫を超えて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
若いジョージ・オーウェルがインド帝国警察の警察官となり赴任した当時のビルマは独立運動の興隆期であったため, 職務上ビルマ人から激しい反感や反発を直接受けた彼は, イギリス人社会の閉鎖的な掟との間で独りで悩み被害者意識に捉われていた。しかしながらその後作家となった彼は病魔にとりつかれながらも自己憐憫とは反対の人生を送った。その心理変化の謎を, 『象を撃つ』の文学的表現を通して植民地支配を捉える彼の思想の世界性に探ってみた。
- 日本赤十字看護大学の論文
著者
関連論文
- ジョージ・オーウェルにジュラ島で「1984」を書き上げさせた無名の英雄たち
- ハーデイの轍(わだち)を追って : 補遺
- ハーデイの轍を追って その2
- ハ-デイの轍を追って その1
- 『象を撃つ』 : 自己憐憫を超えて
- 『アダム・ビート』におけるアーウィーン牧師に関する問題
- A case of consience resolved とバニヤン協会の婦人会
- シューとクリスチアーナにおける愛の変容
- バニヤンにおける妻の自己変革と義務
- 「『続 天路歴程』現代に生きる夢」