内発的動機づけを導入したエージェンシー・モデルの分析(<特集>ゲーム理論の拡張 : 新たな合理性概念の構築に向けて)
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概要
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本論文は,従来の経済モデルで陽的には扱われてこなかった,組織の成員の内発的動機づけを考慮に入れた新たな経済モデルを作り,現実の組織マネジメント,特に成員の動機づけ管理への示唆を得ようというものである.より具体的な目的は,内発的動機づけをもった成員を想定したとき,この存在を効率よく動機づけ,良い成果を達成させるために,どのようにインセンティブを与えたらよいか,そして,内発的動機づけの向上のためにどれだけコスト(動機づけコスト)をかけたらよいかという問題を分析しようというものである.分析の結果,生産性の高さなどに応じた,業績給,動機づけコストの導入方法がわかった.
- 2004-12-01
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