故障分布が故障回数に依存する場合の取替政策
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概要
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単一ユニットからなるシステムを考える。ユニットの故障に対して、取替え、修理によりシステムを作動し続ける。このとき費用として各々C_0、C_1を要する。一般に、年令xで故障したユニットは、そのユニットのそれまでの全ての履歴H_x、に依存した故障分布F(・|H_x)をもつと考えられる。とりわけその故障分布はユニットの年令、故障回数等に強く依存すると考えるのが自然である。本論文では特に後者の場合を扱う。ここでは基本的なモデルを提案し最適な取替え政策を議論する。最適な取替え政策は定常政策であり、m_iをi回の故障経験をもつユニットの平均作動時間とすると、[numerical formula]を満たす最小のnに対して(n-1)回目の故障での取替えが最適であると結論される。
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文