天気予報の価値をどう測るか(<特集>気象リスク)
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概要
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本稿では,天気予報を「経済的な価値」という観点から評価する試みを紹介する.問題を単純化するために,ある現象が発生するか,発生しないかによって異なる費用が発生するが,ある対策を取れば費用を削減することができるという簡単な「コスト・ロス・モデル」を導入する.これを用いて,天気予報を用いた場合と用いない場合の費用の期待値を比較する.また,完全予報を用いた場合の費用を1,予報を用いない場合の費用をOに規格化することにより,「利益スキルスコア」を導出する.最後に,簡単な実例を示し,天気予報を有効に利用するためには,その平均的な精度を知ることが不可欠であり,そのような情報が公開されることが重要であることを述べる.
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
- 2004-05-01
著者
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