第2次南極地域観測隊行動概要
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概要
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第2次観測隊は宇宙線,極光・夜光,電離層,地磁気,気象,海洋,氷河,重力,生物の船上及び基地観測と第1次越冬隊員にかわる20名の越冬隊員を残すことを目的とした。宗谷は1957年10月21日東京港を出港し,12月20日Enderby Land沖64°11'S,53°48'Eで浮氷縁に到達したが,氷状及び気候条件が悪く,1958年1月初めより宗谷は流氷群に全くとじこめられた(第1図参照)。2月6日,宗谷は浮氷域を説し,アメリカ海軍砕氷艦Burton Island号の援助をうけて第1次越冬隊の救出及び第2次越冬隊をのこすための輸送に努力したが,残念ながら第2次越冬隊の輸送には成功せず,第1次越冬隊の救出のみに終った。2月24日を以て南極地域における活動は打ち切られ,宗谷は帰国の途についた。
- 国立極地研究所の論文