小学生の間食に関する研究
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概要
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1. 小学生の間食の喫食率は84%で, 全く間食をとらない児童は15%である。2. 間食の種類は, 1人平均2種で, 殆んどの児童は, 1∿3種の間食をとっている。3. 間食の内容は, 1位菓子類, 2位飲物類, 3位果物類の順で, 昭和46年に行った調査と同じ傾向であるが, 東京都の調査と違いがみられた。食品別には, 1位アイスクリーム, 2位ジュース, 3位スナック菓子, 果物, 4位ガム, 5位アメで, これは, 昭和46年に行った調査と同じ傾向である。4. 間食をとる時間帯は, 86%の児童が, 学校から帰ってから夕食までの間であり, 夕食後に間食をとる児童は, 18%である。5. 夕食の時間と間食の時間帯には, 特別な関係はみられない。6. 間食の入手法は, 「家にあった」ものが約60%, 「自分で買った」が26%である。「家の人が作ってくれた」ものや, 「人にもらった」ものは10%以下であり, 昭和46年に行った調査結果と同じである。7. 摂取頻度からみると, う蝕誘発能の高い菓子の摂取は比較的少ないが, 入手法との関係でみると, う蝕誘発能の「特に高い」アメ・ガムは, 児童が自分で買う割合が一番高く, スナック類を上廻る。砂糖を多く含むジュースが家に常備してあることと並んで, 虫歯予防上問題であり, 児童に対する間食の指導が必要である。
- 1980-12-31
著者
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