気について
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概要
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気は心・身体・自然環境の3領域を一貫するエネルギーである。心理領域では, 気は主に無意識の情動と関係し, その影響を全身に伝える。瞑想の訓練は内分泌腺などに作用して情動を安定させる。それによって心の男性性(強さ)と女性性(やさしさ)がバランスした円満な人格を発達させる。身体についての気の見方では, 情動と経絡の関係に注意する。気の波動は経路を通じて情動的反応を全身に伝える。したがって身体は, 物心未分の気のエネルギーの統合的な共鳴システムと見なされる。気は, 生理心理的統一体である人体の健康を保つ基本的エネルギーであるとともに, 人間関係において調和のとれた人格を発達させる基礎をつくる。
- 1999-01-01
著者
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