再発しやすい消化性潰瘍患者にみられる行動特性 : 心身症の進化論的理解(第1報)
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概要
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Psychosomatic diseases (PSD) are strongly related to human behaviors, which need to be explained at four different explanatory levels : physiological, psychological, cultural and evolutionary. However, to date PSD have been investigated only at the first three levels. To investigate PSD at the evolutionary level, we decided to analyze the behavioral traits of patients suffering from PSD. We conducted interviews with inpatients suffering from peptic ulcers. On the basis of these interviews we isolated the following characteristics of these patients. (1) Willingness to care for others. (2) Willingness to oblige others. (3) Proneness to be let down by others. (4) Methodical, and pursuit of completeness. These characteristics indicate that patients suffering from peptic ulcers are altruistic and compulsive. Altruism is a behavior that decreases individual fitness, therefore this topic has been controversial in sociobiology. Barkow has pointed out that human beings pursue prestige in order to gain self-esteem which is a prerequisite for good mental health. Hill has argued that altruistic behavior promotes prestige and therefore increases an individual's sociocultural and biological fitness. If this argument is correct, then patients suffering from peptic ulcers may be individuals who have in vain pursued prestige altruistically.
- 日本心身医学会の論文
- 1995-12-01
著者
-
吾郷 晋浩
国立精神・神経センター国府台病院心療内科
-
吾郷 晋浩
国立精神・神経センター
-
菊地 長徳
東京女子医大第2病院内科
-
木村 和正
国立精神・神経センター心身医学研究部
-
木村 和正
国立精神・神経センター精神保健研究所心身医学研究部
-
菊地 長徳
東京女子医大第二病院内科i
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