クサシロヨトウLeucania loreyi 幼虫の体色について
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概要
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名古屋市外産のクサシロヨトウLeucania loreyiを用いて幼虫の体色について若干の研究をおこなった。幼虫は汚土色をしめした。高密度飼育により頭部は鮮明な赤褐色をおび,胴部は幾分か黒化現象をしめした。この黒(暗)色色素はインドールメラニンとおもわれる。なお,幼虫の精巣は淡黄緑色をしめし,黄色をしめすアワヨトウと容易に区別できた。本文の大要はかつて日本応用動物昆虫学会東海支部の例会(昭和44年11月22日)の席上で“ウラギンヨトウLeucania pryeri幼虫の色素形成に関する研究”として発表された。本文をかりて種名をあらためてクサシロヨトウLeucania loreyiと訂正したい。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1970-12-25
著者
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