コワモンゴキブリ呼吸運動の羽化後の変化
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概要
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1) ストレイン・ゲージをもちいてコワモンゴキブリ雄成虫の腹部の呼吸運動を記録した。羽化後1日∼200日の個体をもちいて記録し,1回の記録は約6時間行なった。2) 背位に固定後30分∼2時間は呼吸運動以外の種々の運動が生じた。その後安静状態になるとともに次第に呼吸運動が出現した。3) 羽化後3日以内の個体では,約10秒に1回の割で数分間呼吸運動を行ない,その後数分間休むという規則的な周期性の呼吸運動を示した。4) 羽化後日数を経た個体ほど不規則な呼吸運動を示した。4∼30日の個体の呼吸運動は,不規則ではあるがまだ周期性であった。50日を越えると非周期的な呼吸運動へと移行した。さらに100日を越える個体では,腹部の呼吸運動を示さないものが少数認められた。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1977-12-25
著者
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