重症心身障害児施設「砂子療育園」における訪問教育<教育実践>
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概要
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本校の砂子訪問教室在籍者はほとんどが高等部生で、訪問教育の「高等部」が実施されたことにより、過年度卒業生が次々と入学してくるようになった。過年度卒業生は思春期を乗り越えて年齢も高く、体が大きく、比較的体調が安定している人が多いが、現役の高等部生は成長期にあって、変形・拘縮の進行や、呼吸器や摂食機能等に退行が見られる年齢である。過年度卒業生・現役生それぞれの特徴を踏まえて実践を進めてきた。施設内訪問教育の場合、保護者との連携はもちろん施設職員との連携を大事にしており、生徒の課題の設定や実践における施設と学校とのキャッチボールについてもふれた。また、在宅訪問とは違い、集団学習に取り組みやすい条件にあるために数々の実践を積んできたが、このことについても意義や生徒の反応も含めてまとめた。
- 全国障害者問題研究会の論文