生涯学習情報提供システムの現状と今後 : これからの生涯学習情報提供ネットワークシステムの在り方
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
兵庫県は, 昭和62年4月から文部省の助成を得て, 都道府県段階では初めてオンラインによる生涯学習情報の提供を開始した。各生涯学習施設の端末機を電話回線で結ぶ通信システムが確立された場合, 多様で豊富な生涯学習データベースを構築し, 学習者のニーズに合った学習情報の提供が可能になるからである。提供開始から今年で10年目をむかえるが, この間の総アクセス件数は, 約153, 000件(平成9年6月30日現在)。地域間の学習情報格差の是正や, 幅の広い学習相談への対応に効果をあげてきた。しかし, 近年のコンピュータ及び情報通信技術の発達は目覚ましく, また, 人々の学習ニーズもより多様化, 専門家した現在, システム全体の見直しが必要になってきている。以下, 現状と課題を踏まえながら, 今後の生涯学習情報ネットワークシステムの在り方について考えたい。
- 日本教育情報学会の論文
- 1997-08-08