図書館貴重資料の電子展示
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概要
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電子展示『稀書と大学歴史資料』は実際に行われた展示の展観目録を利用して作成したものである. 龍谷大学は多数の責重資料を所蔵しているが, これら貴重資料画像の公開化は教育研究にとっても有意義なものであると考える. しかし公開にあたっては, 貴重資料の画像が複製される可能性がある為, 本学の所有権(所蔵権)が危惧される側面もある. 公開することの意義を重視しながらも充分な検討が必要であるといえる. 作成面では体制の整備と企画の明確化が重要だが, 未解決の問題を残しながらも何とかスタートした. 高度な技術はないが, アクセスが早くなるよう画像を軽量化する配慮を行ったり, フレームの使用を見る側で選択可能になるようにもした. また, 古典籍等の書誌には「外字」が多用されるが, 漢字検索ソフトを利用して「外字」画像を作成し, 貼り付ける方法で何とか乗り切ることができた.
- 日本教育情報学会の論文
- 1998-12-31