中学生のコンピュータ教育に対する態度
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概要
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コンピュータ教育の成否はこれを受ける児童生徒の態度によっても左右されると考えられる. そこで情報基礎の導入が予定されている中学生について, コンピュータやその関連機器の使用経験, 態度尺度, SD尺度の側面から調査した. その結果, 中学生はコンピュータに対して多次元的な態度構造やイメージを持つことが明らかになった. 使用経験は男子の方が多いが, 態度やイメージでは男子の方が肯定的ということはなく, むしろ女子の方が肯定的な態度次元が見られた. 理科・数学嫌いと態度やイメージには関連は全く認められない. 3年生と比較して1年生の方がコンピュータに対してより肯定的であった. 77%の生徒がコンピュータに関心を示しているか, 残り23%の生徒は無関心であった. この無関心群は性別, 学年, 理科・数学嫌いとは全く関係はないが, 態度やSDイメージの多くの次元で否定的であった.
- 1992-01-31
著者
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