軽度発達障害児の通級学級における実践:通級指導の役割について<教育実践>
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概要
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甲西町ことばの教室は、町のことばの教室として、現在、町内の保育園、幼稚園、小・中学校70名余りの子どもたちの通級指導を行っている。その中で、幼児期には、注意集中ができない、よく動き回る、多児の遊びに加われないなどの課題が指摘され、その後の育ちを見ると発達検査では全体的には年齢相当だが、「言語性-非言語性」「言語社会-認知適応」などの領域間で格差があり、就学前後教科学習等に特異な困難を示すケースがある。担任教師や保護者との情報交換や相談を通じて「できにくさの状態」についての理解をすすめ、それに応じた個別指導を行い、子ども、担任教師、保護者の三者の関係を調整し、支援している。
- 全国障害者問題研究会の論文