人間関係を作りにくい学習者の指導方法
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概要
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基礎看護学実習で対象者との関係を作りにくい学習者のコミュニケーション場面、教員の指導場面、学習者の個別の特徴を分析した結果、学習者が対象者との関係を作りにくい原因は1.学習者の一方的な思い込みから対象者の真意を確認できず、また自分の思いを伝えられないため対象者に近づけない。2.学習者が嫌われたくない、受け入れてほしいという思いから対象者と迎合するため表面的な関わりで援助関係に発展しない。これらの問題点を解決するための指導方法として以下のことがわかった。1.問題になったコミュニケーション場面を再構成し、学習者が自らの関わり方のプロセスを評価できるように提示し、問題点を指摘して解決方法を話し合う。2.コミュニケーション場面のモデルを見せて対象者と学習者の仲介の役割を果たし関係の成立を助ける。3.指導には学習者の個別の特徴である性格傾向、人間関係の対処方法を把握しておくことが有効である。
- 2002-12-20
著者
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