大分県小学校における学校給食指導 : 学校給食方式の違いによる給食指導の比較
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概要
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大分県の小学校における学校給食および給食指導の状況を知り,よりよい給食指導のあり方を考える目的で,給食を作る側であり,また学校給食を教材にして給食指導を行う学校栄養職員,および給食を食べる側であり,給食指導の場である学校の教職員に質問した.質問の各項目は単独校方式,中央調理場方式の二方式に分け集計した.給食の献立に関しては,栄養職員の意思や調理操作の努力により達成できる郷土料理や行事食などは,どちらの調理場も同様に実施していたが,児童・生徒の食に関する選択能力を身につけるセレクト献立などの実施は単独校方式の方が多く実施されていた.学校栄養職員による給食に関する児童への指導は単独校のほうが多くなされていた.学校では給食指導は学級担任が多く行っていたが,学級担任と栄養職員との連絡は,栄養職員が在籍する単独校の方が密接に取られていた.学校給食を教材とした食教育を実効あるものにするには,給食に関わる学校栄養食員が,実際に児童に対し指導を行う学校教職員と密接に連絡をとることが必要と考えられた.
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