Hamilton系の数値計算とそのJava言語による実装
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概要
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Hamilton系における数値計算法として近年注目されているsymplectic法をオブジェクト指向型言語であるJava言語で実装する方法を与える。方程式と数値計算を行うためのクラスを抽象クラスとして与え、実際のHamilton系は方程式の抽象クラスを継承して実装する。1次、2次、4次のsymplectic法を実際に行うクラスを数値計算を行う抽象クラスを継承して実装する方法を紹介する。はじめの3章はsymplectic多様体とLie環に関する標準的な内容であり、詳細は[MR94]や[小林大島99]を読むとよい。次の章はsymplectic法の紹介であり、より詳しくは[吉田95]などを参考にすればよい。5章でJava言語によるオブジェクト指向的実装方法の一例を与えている。6章でこの手法を実際の方程式に適用する例を紹介する。7章でsymplectic法が適用可能なものがHamilton系以外の微分方程式系にもあることを示す。
- 名古屋商科大学の論文
- 2002-03-01