21世紀に向けての開かれた心と新生産技術展望
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概要
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本報告は,将来に向けてどのように舵取りをすべきかの判断が大変難しい岐路に立っている日本の製造業が,再び強い製造業に復活するための考え方についての私見を述べたものである。1)見えないものを見通すことのできる能力をもつためには,従来からのこだわりを捨てて,自分の脳と心,すなわち知覚器官と認識機能との関係について理解を深めておくことが大切である。そして,洗練された開かれた心で将来を洞察することである。2)戦後50年間にわたって,日本と米国の製造業が辿ってきた生産技術及び技術マネジメントの変遷について両国を比較して述べた。特に1980年代以降の米国の動向に,強い製造業への復活の原動力を見出すことができる。3)日本の製造業が再び強い製造業になるためには,新しいフロンテイア生産技術として,中長期技術開発構想,米国のCALSなどの情報化社会への対応技術の整備及び地球環境問題をも含めた生産技術体系の開発と確立への取り組みが重要である。
- 大同工業大学の論文
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