地方都市の工業化と漁業構造の変容 : 青森県八戸市における漁民対応の事例
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概要
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日本の漁業は、「沿岸から沖合いへ、沖合いから遠洋へ」というスローガンのもとで外延的拡大を続けてきた。しかし、1977年から沿岸200カイリ時代に入ることで漁業生産構造の転換を迎える。青森県八戸市は遠洋漁業の基地であるだけでなく水産都市としても知られるが、この漁業構造の転換において八戸漁業は様々な対応を迫られてきた。他方、八戸市の工業開発が展開する過程で沿岸漁業は漁場の喪失、在来漁業からの転換などが否応なしに求められてきた。本稿はこうした八戸市の工業化における八戸漁業の構造変容と沿岸漁民の対応過程を明らかにするものである。
- 岩手県立大学の論文
- 2000-03-31
著者
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