周辺拘束力を受ける繊維補強コンクリート板の衝撃挙動
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概要
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本研究の目的は重錘落下衝撃時に一軸または二軸方向の拘束力が繊維補強コンクリート板の衝撃挙動に及ぼす影響に関して検討することである。拘束力はプレーンおよび繊維補強コンクリートの両力学的特性と同様に破壊パターンに主な影響を与えていることが明らかとなった。異なったタイプの拘束力(一軸または二軸方向)によって,最大重錘衝撃力は拘束力および繊維混入率に影響を受け,いずれも拘束力なし,一方向,二軸方向の順で大きくなる傾向にあることがわかった。また,板の破壊は曲げモードから押し抜きせん断モードかまたは曲げと押し抜きせん断の混合型へ移り変わることがわかった。床板の慣性力は測定された衝撃力に比較して解析的に無視できるほど小さい値を示していることがわかった。
- 専修大学北海道短期大学の論文
- 2001-12-30
著者
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三上 敬司
専修大学北海道短期大学
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三上 敬司
専修大学環境科学研究所
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Mindess Sidney
Department of Civil Engineering, University of British Columbia
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Sukontasukkul Piti
Department of Civil Engineering, University of British Columbia
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Banthia Nemkumar
Department of Civil Engineering, University of British Columbia
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Mindess Sidney
Department Of Civil Engineering University Of British Columbia
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Banthia N
Department Of Civil Engineering University Of British Columbia
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Sukontasukkul Piti
Department Of Civil Engineering University Of British Columbia
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