これからの一般情報処理教育に対する考察(第一報) : 学生の意識調査結果をもとに
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概要
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コンピュータに関連した技術の進歩は急激で、情報処理環境も急速に変化しつつある。また、初等中等教育機関にパソコン等が導入され、情報処理教育が行われつつある。そのような状況の中で、短期大学等の高等教育機関での情報処理教育のあり方が問われている。これからの一般情報処理教育のあり方を検討するに当たり、今回まず、学生が情報処理をどのように捉えているかを調査し、これからの一般情報処理教育のカリキュラムについて考察した。アンケート調査の結果、本学に入学した学生の多くは、短大で初めてパソコンを操作する学生で、やがて訪れる高度情報化社会を予想し、その社会で生きてゆくために、情報処理を勉強することが必要だと強く感じている一方、コンピュータに対して、またその操作に対して強い不安を感じているのがわかった。当面はキーボード操作、特にブラインドタッチによる速くかつ正確な人力操作の習得を目標に、演習をすすめていくべきと考えるが、今後、入学者のレベルを把握しながら、また、これから社会に普及するであろう情報処理環境・技術を意識しながら、カリキュラムを見直し、それにあわせて修正を加えていくことが必要である。
- 甲子園短期大学の論文
- 1996-03-01
著者
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