「情報C」における情報科学的な教材について
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概要
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2003年度から各高等学校において教科として「情報」が必修となる。本校においては,生徒の状況をふまえ「情報C」を実施する予定である。「情報C」は,情報の表現方法やコミュニケーションについての学習,調査活動を通して「情報活用の実践力」を高め,「情報社会に参画する態度」の育成を重視し,また情報機器や情報通信ネットワークの仕組みや特性など「情報の科学的な理解」についても併せて育成することを目標とした科目である。この科目は情報社会やコミュニケーションに興味・関心を持つ生徒が履修することを想定しており,自然科学系というより人文系科目である。しかし,中学校までの情報教育を勘案すると,情報社会的な内容,情報リテラシー的な内容のみならず,数理科学的な側面を含んだ情報科学的な内容も必要ではないであろうかと考えられる。そこで,本稿では,「情報C」のカリキュラムにおける学習内容を分類し,情報科学的な内容を抽出し,その内容の考察を行い,指導事例を提示する。
- 広島大学の論文
- 2003-03-28
著者
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