アルファ崩壊における陽子・中性子相互作用の役割
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概要
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アルファ崩壊における陽子・中性子相互作用の影響を調べた。アルファ粒子崩壊のQ値の分析から,陽子・中性子相互作用はアルファ粒子のクーロン障壁透過率を増加させることが明らかになる。特に,アイソスカラー型陽子・中性子相互作用が,アルファ崩壊幅に対して本質的な役割を演ずることが示される。さらに,原子核変形は,アルファ形成振幅を増加させる効果を持ち,その崩壊を高めることが示唆される。
- 九州産業大学の論文
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