アジア系アメリカ人研究におけるエスニシティーとジェンダーの論争
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概要
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アジア系アメリカ人研究(AAS)は、1960年代後期における政治的活動、即ちアジア系移民を祖先とするアメリカ入学生が、他の有色人種や少数民族と連合して、アメリカ合衆国の教育機関からの認知を要求したことに端を発する。アジア系アメリカ人女性の運動は、これらの点と勢力獲得闘争において特に顕著であった。第三世界の衝撃は、サンフランシスコ州立総合大学(当時はサンフランシスコ州立大学)とカリフォルニア州立大学バークレー校において、AASを新規に学部として昇格させ、民族性研究学部と命名させるに至らしめた。この研究論文では、重要な3つの用語の「アジア系アメリカ人」、「エスニシティ」、「ジェンダー」を軸に、文献及び映画、テレビ、新聞といったメディアを例に取り、その問題点を検証し、AASをより広範囲な、社会的かつ知的背景に関連付けている。
- 1998-06-30