中学生の心の健康、食行動と健康自覚症状および親子コミュニケーション
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概要
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長崎県内の公立A中学校の生徒299名全員およびその親を対象に心の健康、食行動と健康自覚症状および親子コミュニケーションについて、小西らの質問票を一部改変した質問票によって、2001年10月中旬に自記式留置調査法により調査を行った(有効回答率は男子61.1%、女子73.2%)。「心の健康度」・「食行動」、「健康自覚症状」は、いずれも男子は女子に比べ平均値が高く、良好な状態にあった。「心の健康」、「健康自覚症状」で女子は男子よりも多くの項目で平均値が高く、有意差が見られたが、これらは月経随伴症状と共通している不定愁訴であると思われる。この男女間の差は対象者が思春期であることに影響され、女性の第二次性徴期との関連が推察される。親子コミュニケーションは、全ての項目で子どもの親に対するコミュニケーション度よりも親の子どもに対するコミュニケーション度が高値を示し、lO項目中6項目で親の子どもに対する認知度が高かった。それらのギャップを認識し、親は子どもとの会話やその時の雰囲気などに気を配り、子どもが自分の気持ちや困ったことを話しやすいように環境づくりをし、日頃から親子関係をよくするように、コミュニケーションがスムースに運ばれるようにする必要性を感じた。
- 2003-01-31
著者
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