音楽療法的視点からの養護学校での表現活動の試み
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概要
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最近,中学校や高校の新しいカリキュラムとして,学校独自に新しく表現科を設定し,積極的な取り組みが見られるようになってきた.今までの教科や学習内容の枠を超えた新しい教科・領域の編成には,学習内容やその方法に,まだ多くの問題点があり,はっきりとした具体的な成果は十分には見られていない.本稿では,まず音楽療法のもつ効果を改めて整理しながら,特別支援教育学校で行われている音楽科教育を紹介した.次に学習指導要領や,学校のカリキュラムに見られる表現に関わる位置付けを再確認し,その重要性を示した.そして具体的な表現活動の実践例を紹介しながら,その学習内容を決定するときの根拠やその視点など,表現活動を行うときの問題点をまとめ,提言した.
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