小学校通常学級における「気になる子どもたち」の6年間を追って
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
通常の学級には、学習や生活の上で特別に配慮しなければならない児童が約6%の割合で存在するとの報告がある。通常学級の中で「障害」としての診断はないが、特別な配慮が必要と思われる児童、つまり「気になる子どもたち」が複数在籍する学級の1年生から6年生までの成長の過程を明らかにし、遡及的な教育検討を行った。この「気になる子どもたち」が成長していくうえで、小学校生活の土台づくりの時期である低学年の時の受容的な関わりと、障害の有無にかかわらず一人一人のニーズに丁寧に対応することが重要である。そのことが、ひとつの学級の入学から卒業までの6年間を継次的に調査することを通して見えてきた。
- 北海道教育大学の論文
- 2003-02-05