所有格前詞句イディオムの構造
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概要
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次のような英語の前置詞句イディオムは、構成素の一部として不定代名詞one's, somebody'sやsomething'sを有している : (a) "at one's discretion" (b) "at somebody's behest" (c) "in somebody's/something's entirety" そして、次のような前置詞句イディオムは、名詞の所有格が構成素の一部を形成している: (d) "for the horse's mouth" (e) "by a hair's breadth"本稿では、この様な前置詞句イディオムを、便宜上、「所有格前置詞句イディオム」(Prepositional Possessive Determiner Idiom)と称し、14の文法構造に分類し、それぞれの下位範疇構造を含めて体系化することを目的とする。本考察を通して、「所有格前置詞句イディオム」は、(1)のような基本的な文法構造を形成しており、(2)のような単独の文法構造は形成しないことが明らかになった(XとYは不定の語彙範疇を表す):(1) [table] (2) [table]本稿は、さらに、形容詞ownとallを含む所有格前置詞句イディオムの興味深い文法構造にも言及している。
- 沖縄国際大学の論文
- 2003-03-31
著者
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