学生の語学留学について : アンケート調査をもとに
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概要
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授業改善のヒントを得たいと思い、1年間休学して英語圏へ語学留学をした20名の学生にアンケートを行った。調査内容は、留学の目的、留学先での英語教育、留学経験についての内省、本学の英語教育への要望、その他11項目である。留学した時期、場所はおのおの異なるが全般的に共通する経験をしてきている。留学先での英語の授業については、実践的な授業、楽しい授業、能力別編成、積極的な授業参加を促す授業など、好意的な評価が目立つ。同時に、他の国々からの留学生と比べて英語学習の目的があいまいな点、自文化を英語で説明できない点、問題意識に欠ける点など、反省点も多く挙げている。このような体験から本学でも、英語での授業、プレゼンテーションなどを利用した発表(説明)能力を育成する授業、能力別編成の授業などを設けた方が望ましいとしている。この中から、授業改善の方法として英語での授業と教材選択の2点についてすこし検討を試みた。前者は英語の非母語話者である教師が英語で授業を行うことの意義と効果について、後者は発信型英語能力の育成に必要な教材選択について幾つか提案を行った。
- 沖縄国際大学の論文
- 2002-09-30
著者
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