小・中学生の健康行動と生活・意識に関する調査 : 群馬県大間々町地域保健計画策定に向けて
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概要
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群馬県大間々町地域保健計画策定の一助とするため,「健康日本21」や「元気県ぐんま21」を参考に,小・中学生の健康行動と生活・意識に関する調査を実施した。対象は,大間々町立小・中学校の全児童・生徒で,小学生1,249名,中学生662名。無記名自記式調査票への記入を,小学生は保護者に,中学生は生徒自身に依頼した。有効回収率は,小学生81.3%,中学生95.9%。朝食の欠食は,小学生で1.4%,中学生で3.9%であった。その背景には,子どもに構わない家庭状況や,不規則な生活状況があるものと思われた。また,中学生では26.8%が朝食を毎日1人で食べていた。身体活動頻度は女子で低く,小学4〜6年生で低下していた。また,小学生男子では,ゲームやパソコンの時間が長いほど身体活動頻度が減るものと思われた。歯磨は,女子で回数が多く,昼食後の歯磨は中学生でほとんど行われていなかった。中学生で,たばこに興味が「ある」が3.5%,お酒に興味が「ある」が14.5%,シンナー・覚醒剤に興味が「ある」が0.6%であった。
著者
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吉田 亨
群馬大学医学部保健学科
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川島 佐枝子
群馬県桐生保健福祉事務所
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常見 理英
群馬県大間々町
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石野 由貴江
群馬県大間々町
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武田 潔子
群馬県大間々町
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前原 宏司
群馬県大間々町
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荻原 敏雄
群馬県大間々町
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吉田 亨
群馬大学医学部
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