農業集落排水事業の農業外効果に関する費用対効果分析 : 北海道C町D地区およびE町F地区の事後評価
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概要
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費用対効果分析による農業集落排水事業の事業効果測定は、新規採択時の事前評価に基づくものであり、事後評価は行われていない。これまでの社会資本整備にあたり、公共事業は重要な役割を果たしてきた。その一方で近年、事前評価において計画当初の効果が過大に推計されているのではないかなどの指摘が一部にある。こうした批判に対する検討の必要性からも事後評価を試みることは重要であると考える。そこで本研究では、さらに二事例を取り上げ、伊藤・山本・山村と同様の分析方法を用い、農業集落排水事業実施後の農業外効果を推計し、その事後評価を試みることを目的とする。分析の手順としては、まず、アンケート調査を実施し、CVMの適用によって農業集落排水事業に関する農業外効果の支払意志額を推定する。次に、この事後的に推定された支払意志額のみを農業外効果として費用対効果分析を試みる。分析対象は、住民が事業効果を認識できるように、供用開始から5年未満の地区で、なおかつ、調査協力がえられた北海道C町D地区およびE町F地区とする。
- 北海道大学の論文
- 2003-03-28
著者
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