Fiske-Subbarow法におけるリンの発色条件についての検討
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概要
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オルトりん酸の定量にあたりFiske-Subbarow法の測定条件を検討した。(1)吸収スパクトルは720mμにおいて最大を示した。(2)酸度は,硫酸濃度5Nのとき最大吸収を示し,冷10%トリクロル酢酸で処理した場合は3N硫酸を用いたとき最もよい結果が得られた。(3)発色の強さは,還元剤を加えてから20℃に15分間保持したものが最も安定である。(4)リン量は,60γ/mlまでは吸光度との関係は直線的であった。おわりに本研究にあたり終始,懇切なる御指導をいただきました本学講師桑野安子先生に厚く感謝の意を表します。