私立大学の財政分析 : 有形固定資産を中心として
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概要
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将来の投資や基金の充実のために必要な資金を基本金としてまず確保し,そののちに経常的な支出項目と対応させて収支の均衡状況をみるという特異な学校法人会計制度の存在に加え,おざなりにしか財政を公開していない私立大学が多いということとが相まって,私立大学の財政状況は非常にわかりにくいものとなっている。本稿では学校法人会計に特有の基本金組入れの主たる対象となる有形固定資産に焦点を当てて,私立大学の経営分析のための予備的作業として,人件費が総経費の約50%を占めるサービス型産業であるという点で性格が類似している病院との比較を行なってみた。
- 慶應義塾大学の論文
- 1997-08-25
著者
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