ウェブ・サイトを利用した双方向型授業による学生の動機づけの改善
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、多様な学生が大学に入学するようになり、画一的なこれまでの教育方法は徐々に有効性を失いつつあるように思われる。最近は特に、学力低下への対応に加えて、学生に科目の目標・目的と当該科目を学ぶことの意義を理解させ、彼らを自発的な学習に向けて動機づけていくことが重要な課題となっている。このような背景を踏まえて報告者は、毎回の講義方法を改善した上で、小カードとウェブ・サイトを利用して、教師-学生間で授業に関する情報を共有し、受講生の多様性に対応する双方向型の授業を開発し実践してきた。受講学生を対象として調査を実施した結果、多くの学生がこの取り組みを評価しているものの、自発的な学習に向けて動機づけられないままの学生も残されていることが判明した。
著者
関連論文
- 5p-5 科学教育の授業改善は学生の自発的な動機づけに直結するのか? : 講義Webサイトへのアクセス解析およびアンケート調査の結果から
- 1-211 科学技術者倫理教育における教育効果測定の試み : 金沢工業大学における実践例(口頭発表論文,オーガナイズドセッション「技術者倫理教育の測定と評価」)
- 1-216 全学必修科目「科学技術者倫理」 : 金沢工業大学におけるエシックス・アクロス・ザ・カリキュラムの実践(オーガナイズドセッション「技術者倫理・企業倫理」-II)
- 2-217 Ethics Crossroadsの形成と科学技術倫理の構築((3)技術者倫理・企業倫理-III)
- 4-221 金沢工業大学における3年次必修科目「科学技術者倫理」の改善 : 新シラバスとその実践(オーガナイズドセッション「技術者倫理教育」,口頭発表論文)
- 5-104 授業アンケートの結果と、客観性のより高いデータの整合性について : 授業のWebサイトへのアクセス状況およびアンケート結果の分析から((16)教育評価・自己点検・評価システム,口頭発表論文)
- 1-107 初年度導入教育科目におけるキャリアデザインのための取り組みについて : 専門・基礎・プロジェクト教育の三者協働を通して((01)基礎科目の講義・演習-II,口頭発表論文)
- 25.初年次教育の観点から見た金沢工業大学の基礎教育体制 : その特徴と今後に向けた課題(大会テーマ「実感!体感!物理教育〜物理教育の原点への問いかけ〜」)
- 金沢工業大学の技術者倫理教育への全学的な取り組み
- (169)教育課程全体を通じて取り組む技術者倫理教育の意義と可能性 : 専門科目での技術者倫理教育を可能にするEAC(セッション49 技術者倫理・産業倫理III)
- 技術者倫理教育における教育効果の測定 : 考え方と実践例
- ウェブ・サイトを利用した双方向型授業による学生の動機づけの改善
- 5-220 初年次導入教育科目におけるキャリアデザインのための取り組みについて-その2- : 専門・基礎・プロジェクト教育の三者協働を通して((02)専門科目の講義・演習-III,口頭発表論文)
- 6-101 カリキュラムマップを活用した、初年次からのキャリア教育実質化の試み((12)体系的教育課程の構成-I,口頭発表)