二分割集団における友人関係と敵対関係
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概要
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多くの社会集団では、成員のあいだに敵対関係よりも友人関係のほうが多いのではあるまいか。レイブとマーチの議論に触発されて、つぎのようなモデルをつくってみた ―― 集団があるひとつのイシューについての賛否で二分されているとする。このイシューについて同じ意見の持ち主は友人関係をつくる。対立する意見の持ち主は敵対関係をつくる。そうすると、とくに人為的な想定をくわえなくても、多くの集団では友人関係のほうが敵対関係より多くなることをしめすことができる。
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著者
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