部分尺度分析の理論と解法
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概要
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部分尺度分析はガットマン尺度分析を拡張した多次元尺度分析法だが、その組織的な処理の方法は現在のところ未完成である。これを補うために、本稿では部分尺度分析の論理と制約条件を明確にして、論理プログラミングによる部分尺度分析の方法を検討する。代表的な論理型言語であるPrologによって、部分尺度分析の原理と制約条件を論理式で表わすと、Prologの処理系は半ば自動的に探索を行ない、部分尺度分析を遂行する。この方法は、部分尺度分析の実用化のために林(1973, 1974)が提唱した数量化の方法と比べて、部分尺度分析の論理に忠実であり、かつ、時間が節約できる。
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