I・カントは『判断力批判』(一七九〇年)において、周知のように、美しいものを判定する趣味判断を四つの契機にしたがって分析している。すなわち、「質」「量」「関係」「様相」の各契機に応じて、趣味判断の「無関心性」 ...
筑波大学大学院哲学・思想研究科