Gauss型積分公式の分点と重みを多倍長精度で計算する
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概要
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パソコン(PC)のハードウェアの進歩は,CPUのクロックとメモリ容量の面において著しく,それらの間をつなげているデータバス幅の大きさの面では相対的に遅れている。コンピュータの重要な利用分野のひとつである高級言語を用いた数値計算は,データバス幅の大きさに非常に強く制約を受けている。特に,ディジタルコンピュータの弱点である避けられないさまざまな誤差の発生の多くの原因が,高級言語のコンパイラで扱う数値をデータバス幅に依存させている計算方法にある。本論文では,Gauss型積分公式の分点と重みを計算することを例題として,早くなったCPUと大きくなったメモリを最大限に利用し,データバス幅にほとんど依存しない数値計算の新しい方法を述べる。
- 青森公立大学の論文
- 2003-03-20