エゴグラムからみた看護学生の特徴
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概要
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著者が研究してきた看護者の成熟性のエゴグラムの特徴は,「N型」から「への字型・ベル型」へと変化することが示唆されている。看護学生のエゴグラムの特徴は「N型」の傾向があると報告されている。今回,本学学生のエゴグラムの特徴について調査した結果,1,自我状態の心的エネルギーの過剰と不足の傾向は,'AC'過剰(合わせすぎ)が1・2学年共に約40%弱,3学年で約25%と顕著であった。自我状態の過剰と不足に占める割合が1・2学年より3学年に少ないことは,3学年になると健全な一般人の思慮分別のある範囲へと心的エネルギーは移動していることがうかがわれた。2,本学学生のエゴグラムの特徴は,「N型」ではなく,AC優位のエゴグラムで,子供的な自我状態(FC優位・AC優位・N型)が上位を占め,C主導の傾向であった。
- 岩手看護短期大学の論文
- 1996-09-30
岩手看護短期大学 | 論文
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