地域社会に果たす福祉情報ボランティアの役割

概要

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少子・高齢化時代の中, ノーマライゼーションの理念が浸透する今日, 地域福祉情報の必要性が益々増大しています。また, 私達の暮らしは, 情報通信技術〔IT〕の急速な進展に伴い, 生活環境が大きく変化しようとしています。そのような中で, 全国各地で個性あふれる魅力的なまちづくりについて, 地域の自立意識や連帯感をどのようにして高め, そして夢と誇りをもてるまちづくりに結び付けるのかなどについて活発な議論が行われています。まちづくりと関連して, 高度情報化社会では, 物質的な面のみならず, 総合的な意味での「生活の質」と「暮らしの豊かさ」が問われる時代となりました。このことは, それぞれの地域で, 分権・自治の在り方が問われる時代であり, 今後, 市民の自治と参加の実現が求められる時代でもあります。本論文では, 地域情報化とボランティア, まちづくりに果たす大学生ボランティア活動の役割, そして大学の教員と学生らで組織・運営する「福祉情報ボランティア宮崎」の活動を併せて紹介しながら, 地域社会に果たす情報ボランティアの役割の重要性について述べる。
宮崎公立大学の論文
2002-03-20