<原著論文>在宅ケアの問題点とその対策 : 実態調査の結果から
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概要
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高齢化が急速に進む我が国では,特に老人医療費の高騰が社会的問題の一つになって来ている.このような中で在宅ケアが見直し,推進され始め,また人々の医療に対する考え方やニーズも変化しつつある.在宅ケアに於ては,現在未だ十分な整備が行なわれて居らず,患者およびその家族にとっては,幾多の困難な状況にある.今回ある特定地区の病院および診療所から訪問看護を受けている対象とその家族に,アンケート方式による実態調査を行い,その問題を把握した.問題は予測通り,患者の高齢化,寝たきり者率が高いことと,介護者側の心身の負担が重いことが明らかになった.対策では,患者および介護者双方に最も苦痛な寝たきり状態を改善するための寝たきり防止策を中心に展開した.
- 順天堂大学の論文
- 1991-03-25
著者
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