<原著>肥満に対する行動変容アプローチの検討と課題
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概要
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小稿の目的は, 文献を通して肥満に対する行動変容アプローチの検討と課題を探ることにある.種々の文献のなかで, 行動変容アプローチによる治療方法が心理療法やダイエット療法などに比べて, 効果的であることが報告されている.治療形態については, 個人指導よりも集団指導の方がより望ましいということが示されているが, 長期の効果維持に関してみると, 必ずしも集団指導の方が望ましいとする明確な結論は出されていない.また, 家族メンバーの治療への参加についても, 同様にその効果について断定的な判断が下されていない.治療技法については, 食事行動及び体重のセルフ・コントロールと正の強化技法による組合せが効果的な方法であると報告されている.
- 川崎医療福祉大学の論文
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