ISO14001 (環境マネジメントシステム)の構築 : 本学短期大学部をモデルケースとして
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概要
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短期大学部をモデルケースとして,ISO14001の構築を試みた。調査の結果,著しい環境側面は,一般廃棄物・エネルギー(燃料,電気,水道(下水))・薬品(劇毒物)・緑化推進の4項目とした。この4項目について,どの程度の量の削減・増量が可能かをアンケートや排出量の調査により算出し,この結果をふまえて,ISO14001で規程する目的・目標を設定した。一般廃棄物は10%削減,電気は0.22%削減,水道(下水)は4.5%削減,A重油は4.5%削減,緑化推進は8.0%増量,薬品は管理簿の作成・記入の徹底などである。これらの項目のうち,実施可能な削減手段により,実行手段を試みた(環境マネジメントプログラム)が,文章等による要望程度では,その効果はみられなかった。本学のISO14001の取得には,構成員の環境への意識改革をどのようにしていくか,とりわけ学生に対する働きかけが重要であると考えられる。
- 富山県立大学の論文
- 2001-03-30