木綿縞の染織文化 第二報 : 越原家の縞帳分析から(2)
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概要
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前報では明治初期の自家用手織木綿の縞帳を観察し,その分析や記録の方法を試み,縞帳の概要を報告した.木綿縞は京民の生活と共に生きた柄であり,その柄手本である縞帳は,明治初期の婦女子たちの手仕事の技術の歴史でもあり,またそれは同時に色彩感や美意識をも反映させながら日々の生活との関わりの中で作られたものでその時代の生きた証である.従って本報では,これらの染織文化の遺産である実物裂と文献から,紡績や素材と密度との関係,及び縞割の配色を観察し,明治初期の生活と共存した手織木綿縞の染織文化を明らかにしたい.
- 名古屋女子大学の論文
- 1994-03-05
著者
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