英語授業における日本人学生とアメリカ人学生の異文化理解の変化
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概要
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ここで提示する分析法は以下の目的をもって行われた。つまり, 東洋と西洋という異なった二つの文明-より正確には日本とアメリカの社会-において, その根幹に関わるような現象に対して学生たちがどのような姿勢を示すか, またそれらについていかなる知識をもっているかを発見することである。だから, この分析法は, アジア的な特徴と西洋的な特徴とは何かを見分けようとして行われるだけでなく, 二者の差異を, より高次な次元の思考において和解, 解消しょうとするものである。簡単にいえば, 自己の思考の「グローバル化」を目指した分析法である。その手法は, 昔から使われている「アンケート方法」と似ている。「アンケート方法」の目的は, 学生に自己の意見や判断を主張させ, それを弁護する訓練を可能にすることである。もちろん, アンケートに答えたその場で, ディスカッションを行うことは, この段階での学生たちの言語能力からみて無理であるが, 授業が進行するにつれて, 学生の言語能力が向上すれば, ここで示された24項目についてのディスカッションも可能になる。学生と教師の両者とも, 後々までこのアンケートを保管し, 自己の見解がどのように変化したかをチェックすることが望ましい。
- 北海道東海大学の論文
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