誤訳を考える
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
翻訳における誤訳は,絶対にあってはならないものとされている。当然であろう。しかし,翻訳は人間が行う作業である以上,どうしてもある程度は,訳者の主観が人らざるをえない。個々の語句を他の言語に移し替えるだけでは,翻訳とは言えないからである。しかも場合によっては,原文の意味を正しく伝えるため,意識的な誤訳を試みる必要さえ生じるかもしれない。誤訳の原因と対策を探りながら,誤訳とは何かを考えてみたい。
- 宝塚造形芸術大学の論文
- 1993-03-31